神経痛-原因と症状

神経痛は顔、腰、手足の先まで体中のあらゆる部位に時として激痛が走ります。坐骨神経痛、肋間神経痛、三叉神経痛、後頭神経痛など神経痛の部位により様々ですが、それそれの原因と症状をしっかりと確認し適切な治療(投薬・漢方、手術、ストレッチ、つぼ、)が必要です。

視床痛
脳血管障害の後遺症として、障害側の上下肢に不快な痛みを伴う
ことがあります。視床痛はその代表的なものです。通常、障害後数週から
数ヶ月経過したあとに出現します。視床痛の症状は、原因をとり去ることもできず、なかなか治療が効を奏さない激しい痛みを頑痛で、
痛みは持続性、発作性で焼けつくような耐え難い痛み(視床痛)であり、
外部からの刺激で誘発されます。
頑痛には2種類あり、1つは治療することができないガンの末期などに
生じる痛みで、痛みを感じる末梢神経に絶え間なく痛み刺激が加えられる
ことが原因です(末梢性疼痛)。もう1つは中枢神経、とくに脳の中に
病気があり、それが原因で生じる激しい痛み(中枢性疼痛)です。

視床痛は脳の視床部(感覚の伝導路の中継地点)の病変、とくに脳血管障害に
よって引き起こされます。
治療としては抗てんかん薬、抗うつ薬の服用を行いますが、効果が
不十分のことも多くあります。
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神経痛
神経痛とは、末梢神経の経路に沿って起こる激痛です。神経支配に関係なく現れる痛みで漠然と用いられることが多い病名ですが、通常はいくつかの特徴が見られる場合だけを神経痛と定義されます。

◇神経痛の特徴
・激しい痛みが突然、特定の末梢神経の支配領域に出現します。神経痛の発作は数秒から数分間で終わることが多く、無症状の時間をはさんで繰り返し出現します。

・痛みが起こる末梢神経の支配領域に刺激を加えると、痛みを誘発する圧痛点とよばれるポイントが認められます。また、咳やくしゃみをした際に痛みが引き起こされる場合があります。体を曲げるといった、ある決まった姿勢をとると痛みが起こる場合もあります。

◇主な神経痛
三叉神経痛、舌咽神経痛、肋間神経痛、坐骨神経痛、後頭神経痛、顔面神経痛などがあります。

◇神経痛の分類(症候性と特発性)
神経痛は、特発性神経痛と症候性神経痛に分けることができます。特発性神経痛は、原因となる病名がはっきりせず、神経痛が病名としてつけられる場合です。
知覚や筋肉の運動、反射といった末梢神経の機能を調べる神経学的な検査を実施しても、痛み以外の症状は認めることはできません。
一方症候性神経痛は、診断や検査によって神経痛の背景にある病気が明らかで、その一症状として痛みが現れる場合です。腫瘍、炎症、外傷、骨の変形など、
何らかの病気が末梢神経を刺激して、痛みを起こしています。神経学的な検査をすると、痛みのほかにも、ふるえ、しびれ、筋萎縮といった神経症状がみられることもあります。
三叉神経と舌咽神経痛には、それぞれ特発性と症候性の2タイプがみられ、肋間神経痛と坐骨神経痛は症候性タイプがほとんどです。しかし、症状だけでは症候性と特発性を見分けることが困難なため、判別には詳しい検査をする必要があります。
症候性神経痛と特発性神経痛に分類するのは、治療の方法が違うからです。
症候性の場合には、原因となる病気の根本的な治療が開始され、並行して痛みを抑える対症的な治療が一般的です。
特発性であれば、最初から痛みを取り除くための治療が実施されます。ただし、原因となる病気が治っても、神経痛が後遺症として残ってしまった場合には、特発性神経痛として扱われることになります。
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坐骨神経痛の原因
坐骨神経痛とは、坐骨神経が腰椎の隙間から出て骨盤をくぐり抜け、臀部の筋肉から顔を出す間のどこかで、圧迫や絞扼などの障害を受けた為に発症するのです。

坐骨神経は腰椎から出た神経と仙骨から出た神経が合わさった非常に太い神経です。
坐骨神経は、抹消までの長さは1m以上もあり、臀部から太ももの後ろ側を通り膝の近くで、すねの方とふくらはぎの方と二またに別れて走行、足の甲と足の裏へ続いています。
坐骨神経は腰椎4番目・5番目の神経と仙骨の前面から出て梨状筋の下を通り、大腿後面中央を下行、膝の裏で総腓骨神経と脛骨神経に分かれ下肢〜足裏に走行する、人体の中で最も大きい神経です。

坐骨神経痛の原因は坐骨神経が圧迫や牽引を受けていることが考えられます。 坐骨神経痛の原因となる部分が、腰椎なのか、臀部(お尻)の筋肉なのか、太ももの筋肉なのか検査することが必要になります。
実際に坐骨神経痛として現れている症状は同じように見えても、その原因によって治療法は違ってきます。
坐骨神経痛の原因は年齢により異なりますが、比較的多いのがぎっくり腰から腰痛が慢性化したもの、そして梨状筋症候群が考えられます。梨状筋は仙骨(お尻の真ん中の骨)から、足の付け根に付いており、股関節を外旋(足先を外に向ける)させる働きがあります。この梨状筋が炎症もしくは過度の緊張状態に陥ると、その下を通る坐骨神経を圧迫し神経の走行に沿って痛みがでます。梨状筋症候群は比較的緩徐に発生します。
梨状筋間で坐骨神経が絞扼され、仕事や運動でストレスが加わり発症することが多いようです。
一方、高齢者では変形性腰椎症や腰部脊柱管狭窄症などの変形性疾患に多く、脊柱管狭窄症とは腰椎(腰の骨)が老化などにより変形し、脊柱管が狭くなって神経を圧迫し痛みが現れます。
主な特徴は間欠性跛行で、数分の歩行で両足又は、片足全体に痛み、しびれなどが出現します。しばらく休息をとると再び歩行ができます。また帯状疱疹により坐骨神経痛を発症する場合もあります。

その他の坐骨神経痛の原因としては、アルコール・砒素・鉛・糖尿病・痛風・梅毒などの、中毒・代謝疾患・感染性疾患によるもの。
仙腸関節または脊椎の関節炎、股関節炎、坐骨神経鞘を含む筋膜炎、筋に波及する繊維組織炎、変形性骨炎、第5腰椎の仙骨化、脊椎カリエス、脊椎腫瘍、骨盤腫瘍、炎症性の神経炎があげられます。

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